バーチャルリアリティの「自分ゴト化」


最近、Development Editionが販売開始となったMicrosoftのHoloLensが話題になっています。購入された方はいろいろな利用用途を考えており、数年後には誰もがHoloLensを装着して仕事をしているような未来もあるのではないかと思ったりしています。(早く体験してみたいです)

 

正確に言うとHoloLensはVRデバイスではないのですが、今後はAR/VR/MRというジャンル分けの垣根もなくなっていくのだろうな〜と勝手に思っています。

 

さて本題なのですが、私たちはコンテンツメーカーというよりもVRビューアを製造・販売を行うメーカー側なので、VRコンテンツ制作、動画撮影、商品仕入の方など様々な分野の方とお話する機会があります。

 

2017年になり、お話をされている方々から共通する言葉がありました。

 

「2016年はVR元年って言われて、多くのメディアなどでVRが紹介されVR自体の認知度はとても上がった」

「でも実際のところ、どのように使ったらよいかを考える人は全然増えてない」

「2017年は多くのコンテンツからどのように使ったらよいかを伝える年だと思う」

 

このようなお話です。

 

私たちとお話される方々は「VRを使って売り込みたい」という方々ですので、受け手側はお客さまになると思うのですが、VRの認知度は格段に上がったものの、お客さまはVRをどのように利用するかイメージが持ててないというお話です。

 

Aさん:「VRってご存知ですか?」

お客さま:「知ってる、知ってるVR。最近テレビとかでよく見るよね。」

Aさん:「VRを使って○○○みたいなものどうですか?」

お客さま:「おもしろそうだけど、どうやって活用できるかイメージがつかない。みんながやり始めたら考えるよ。」

 

たぶん、こんな会話のイメージだと思います。私たちもこのような会話はたくさんしました。お客さまがVRに対しての「自分ゴト化」がされていないので、利用イメージが想定できないのです。

 

逆に言えば「自分たちに当てはまる活用方法」と「多く施策が実施されている」という二つのポイントがクリアされれば、VR施策を考えることがあるということなので、多くの方が活用事例をどのように伝えるかということをテーマに上げられているのだと思います。

 

「みんながやり始めたら」という部分ではSwingのような紙製のVRビューアは効果的です。高性能なHMDは高品質のVRを体験してもらうことは可能ですが、VRビューアの方が数量を多く作れるので広くリーチすることが可能ですし、導入の一歩としてはとても手軽です。

 

本日、d TVが「ドコモショップで60万個のVRスコープを配布する」というニュースがありました。これもVRの認知度を上げるための良い取り組みだと思います。

  

私たちもお客さまがVRに対しての「自分ゴト化」ができるように活用事例などあれば積極的にお話したいと思います。

 

 

  

Posted by Swing運営チーム