VRビューアは清潔に(衛生面の配慮)


今回はVRビューアの衛生面でのお話です。

 

紙製(特に段ボール製)のVRビューアのほとんどで話に上がるのが「衛生面」です。VRビューアは顔を近づけレンズ越しにスマートフォンの画面を見ます。その時にレンズ面におでこがあたるのですが、これが「皮脂汚れ」となってVRビューアが汚れていきます。

 

初代のSwingです。「紙の風合いを大事に」ということで、NTラシャという色紙を使って作りました。(全6色を製作しました)

これはこれで、紙の風合いがあり、おしゃれにできたかな?と思っていますし、特に見た目は女性からの好評価を得ていた実感もありました。

 

ただ、この手の「風合いのある紙」はSwingを使っていくとおでこ部分に皮脂がつき、紙がこの皮脂を吸って汚れていきます。

使いはじめはきれいなのですが・・・

使い込んでいくとおでこがあたる部分が汚れていきます。


汚れを気にしなければ個人で使っていただくことには全く問題はないのですが、デモやイベント利用など、ひとつのVRビューアを使って、複数の方にVRコンテンツをみてもらう場合に、おでこ部分が汚れているとおしゃれにカッコ良くVRビューアを作っても特に女性は気になりますし、実際に「衛生面での改良はできないのか?」というお声も頂きました。(結構、気にされる方は多いです)

 

また、Oculus RiftやHTC Viveを使ったVRコンテンツをイベントなどで体験する場合は、この「衛生面での配慮」は、体験後にウエットティッシュで拭く、VRゴーグル用のマスクを装着するなど、今のVR体験には、ほぼ必須の事項となっています。

 

こういったことから現在、Amazonにて販売されているSwingには汚れがつきにくいラミネート加工が施されています。ラミネート加工は印刷後に透明の薄いフィルムを紙に貼ります。汚れがつきにくく、汚れがついても拭くことができます。

写真だと分かりにくいかもしれませんが、Amazonにて販売されているSwingは艶のない「マットラミネート」というタイプのものです。

 

オリジナルのデザインで製作する場合は、このラミネート加工はデザインによって艶のある「グロス」と艶のない「マット」の2種類からお客さまのお好みに合わせて選択ができるようにしています。

もちろん、紙の風合いを第一優先とした場合には、使用する用紙を変更することも可能です。(オプションになりますので、予算などはお問い合わせください)

 

VRをプロモーションとして利用する場合には、ほぼ必須の「衛生面での配慮」です。制作会社さんなどはVRコンテンツ制作以外にも衛生面も考えなくてはなりません。

 

 

Posted by Swing運営チーム